陽明学入門講座

王陽明『伝習録』から名文名所を厳選して学びます

東洋哲学の精華とよばれる王陽明『伝習録』から名文名所を厳選して学びます

2025年の開催予定:未定  大阪・オンライン講座案内 -->
開催地:東京・横浜・岐阜・大阪

歴史上の人物たちに学び継がれた陽明学は、『論語』で有名な孔子を開祖とする儒学の中でも「東洋哲学の華」と呼ばれる実践的な良心の学びです。
日本においては、江戸時代から明治維新、高度経済成長の礎となった学問として、欧米など世界中から学術論文が発表されています。500年前に実在した人物・王陽明の悟りによって開かれた陽明学は、儒学を中心に仏教や道教をはじめとする古くから東洋に伝わる哲学、伝統思想を集大成した「心学」と呼ばれてきました。

咸生書院では、昌平黌や松下村塾に代表される藩校、私塾で行われていた東アジア伝統の学習法「講学」による実学の場が再現されています。
テキストは、東洋哲学の精華とよばれる王陽明『伝習録』から名文名所を厳選して学びます。学習テーマは、陽明学を知識として学ぶのではなく「陽明学から学ぶ」。知識を色とりどりの知恵にしていく良心の在り方を王陽明の生涯と学問を通じて体感していただきます。卒業生には、世界的な陽明学者のサイン入った修了証書が授与されます。

陽明学とは?

良心を実践的に学ぶ哲学。陽明学は、人間関係や仕事の判断力がより良くなるための心学とよばれる日本に江戸時代から伝わる東洋哲学です。心豊かに暮らし、自分らしく生きていく考え方を学びます。
親しみやすいストーリーの中には、人生と仕事の本質がちりばめられ、はじめて陽明学に接する方もムリなく実践。日々の暮らしと仕事を快適する今日から役に立つ知恵が湧いてきます。

講座の特長・何を学ぶの?

陽明学式の学びで新しい毎日に。全10回のオリジナル作文と陽明学者のアドバイスが、あなたの魅力と長所を引き出します。

落ちこぼれたちを英雄に変えた学び方

当講座の学び方は、江戸時代に昌平黌や松下村塾に代表される藩校、私塾で行っていた独自の学習法で行います。テキストは、500年前に実在した人物・王陽明の悟りを記述した『伝習録』を使います。
『伝習録』は、家族や友人、職場など、私たちにも身近なストーリーと会話ばかりなので、初めての方でも学びやすいのが特徴です。また学びのテーマとして、「陽明学から学ぶ」ことを大切しています。古典の難解な用語を一字一句覚えていくのではなく、自分自身の考え方をバージョンアップすることで、対人関係や行動変容として表れてゆきます。そんな、自分らしく気持ち良く暮らすためのヒントがいっぱい!学んだことは、その今日からすぐに活かしてください。

教材・テキスト

はじめての人でも、楽しく、そして深い物語り

陽明学をやさしく身につけていただくため、500年前に実在した人物・王陽明の悟りを記述した『伝習録』の中から名文名所を厳選し特別編集した咸生書院のオリジナルテキストを使います。『伝習録』は、家族や友人、職場など、私たちにも身近なストーリーと対話、手紙からなる分かりやすい言葉で書かれていますので、初めての方でも学びやすいのが特徴です。はじめて読むのに、どこか懐かしく思う方もいるかもしれません。
このような身近なテーマと対話を通じて学んだことが、自分自身の生活、仕事の中で活かされていきます。

こんな方におすすめ

・陽明学から学びたい
・陽明学を学んでみたいけど学ぶ場がない。
・陽明学の寺子屋を自分で開きたい。
・志を立てたい。
・楽しく学びたい。東洋哲学、中国古典の学習をしてみたいけど難しいのは嫌だな。
・初心者向けの入門として学びたい。
・自分の生活、仕事、経営の中で活かせる学びがしたい。
・歴史や古典が好きだが、知識を増やすだけではなく、もっと哲学・思想を深めたいな。
という方にお勧めします。

学び方・プログラム・学習のステップ

1. 素読 先ずは五感でリズムとイメージを感じる

素読は、古典を学ぶ学習方法の1つです。その意味や内容は二の次として、本を手に取って文章を目で読み、声に出して音にする。さらに調子を合わせてリズムを感じることで、頭で考える前に五感でリズムとイメージを感じることから始めます。
そして、咸生書院のオリジナルテキストは、素読を3回繰り返せば意味まで分かってくる!そんな工夫がほどこされています。

2. 現代訳 古典の世界に自ら飛び込み自分の言葉で表現する

素読の次は、いよいよその意味や内容を味わいます。咸生書院では、『伝習録』の言葉を受講者自身が、職場やプライベートなど、暮らしの中でよくある具体的なシーンを再現しながら自由に現代語訳を行います。
ここで大切なことは、陽明学から学ぶ。原文や学術的な正解に近づけることよりも、500年後の今を生きているあなた自身が、身近な場面での「自分や相手の気持ち」や「心の動き」を素直に思いながら訳をつくることで、陽明学を自分自身の学びにしていく行いです。この時間には、相手や権威に寄せた正しさよりも自分自身の世界を自由に開くことを大切にしています。学びの主体者は、学ぶ本人であるあなたです。

3. 解説 「知っているつもり」が、心に落ちる!

素読と現代語訳で学んだ『伝習録』の名所名文のポイントを本格的な学問で解説します。
江戸時代の松下村塾で吉田松陰が、昌平黌では佐藤一斎が伝えていたように、ここでは、場面ごとの忠実な原文解釈や学術的にアドバイスで、解決策や道理、哲学に根ざした考え方、実生活への有効な活かし方に気づくポイントを学びます。

4. 講学 江戸幕末スタイルの「 Heartstorming 」

◎ 咸生書院の学び方は、江戸幕末スタイルの「heartstorming」
江戸時代の日本人の学力は、実は世界を驚かせる最高の水準にあったと言われています。高い識字率と計算能力、女性と子供の活躍に豊かな文化や超絶技巧などに表れていますが、当時の学問は、講師の講義を受動的に聴くだけではなく、自己実現のために学びを活かす能動的な学び方が存在していました。それが講学、会読です。今でいう探求学習。咸生書院では、ブレインストーミングならぬ「ハートストーミング heartstorming」と名付けています。咸生書院の講座では、古くて新しい学びを行います。
咸生書院の講座では、幕末の塾で行われた侍や志士たちの学び方を現代風に再現したスタイルで学んでいただきます。江戸時代の日本人の学力と学習方法は、世界的にも優れていたことは、武士、地主といったリーダーたちの人格と判断力に止まらず、当時の庶民の識字率や計算能力の高さ、都市の大きさと治安の良さ、美しい文化や芸術、職人の超絶技巧にも学びの成果が表れ、開国後には世界を驚かせました。更に近年では、この学びが、明治以降の文明開化と戦後の高度経済成長の原動力になっていたことが欧米を中心に海外の研究発表で明らかになっています。
特徴は、学ぶ本人が主人公であること。先生が一方的に教科書から技術を教える100点満点を目指すのではなく、受講生が一人ひとりテーマをもって良心と志を実現していく学び方です。松下村塾の吉田松陰は「学は人たる所以を学ぶなり」(学問とは、人間である本質を学ぶことです)と言いました。学校の勉強が嫌いだった方にも「学ぶことは、楽しい。」を体験して欲しいと思います。

スケジュール(日程)

未定 次回、調整中です。
見学のご希望は、受け付けます。
siseituuten20160208@gmail.comまでメール送信にて、お問い合わせください。

費用について

  • 受講料 110,000円(テキスト代・税込)
  • 認定料 22,000円(課題添削・審査代込み)

講座の概要(まとめ一覧)

 開催日程 未定 次回、調整中です
開催形式 大阪通学 高津宮 (高津神社)大阪市中央区高津1丁目1番29号 オンライン講座 Zoom にてオンライン開催いたします。
オンラインサロン
修 了 課題・レポートの提出により、修了証を交付します。
※テキスト収録の伝習録全30話の超訳とそれに対する気づきを
テキストに記入することが課題・レポートとなります。
定 員 15名 ※聴講生、ファシリテーターは除く
費 用 受講料 110,000円(テキスト代・税込)
修了証の発行 20,000円(課題添削・審査代込み)
ご参加 申込フォームもしくはFAXからお申込みください。
・申込フォーム:https://forms.gle/eLgR1h1PTc1WKCa16