日本儒学講座

-代表的人物 その生涯と思想-

代表的人物 その生涯と思想

ご案内 2025年開催予定 ➡  

    お申込み ➡  forms.gle/dSMJvKso4hdYJtkY6

この講座では、朱子学と陽明学が盛んに学ばれ新しい日本儒学が学問として創られていく江戸時代を中心に、儒学を学び生きた代表的な十名の日本人の生涯と思想から学びます。今から2,500年前の古代中国で誕生した儒学は、孔子の『論語』をはじめ『孟子』『大学』『中庸』の四書、朱子学や陽明学として広く知られ学ばれるだけでなく、日本の文化と日本人の暮らしや生き方考え方にも長く親しまれ、大きな影響を与えてきました。今回は、陽明学の学系と関わりの深い人物を中心に、中江藤樹、熊沢蕃山、保科正之、三輪執斎、佐藤一斎、二宮尊徳、山田方谷、吉田松陰、西郷隆盛、渋沢栄一を毎回1名ずつ学びます。

日本と儒学の関わりは古く、『古事記』と『日本書紀』の表記によると、王仁博士が、日本に漢字(千字文)と『論語』を伝えたと記述されています。これは、今から約1,600年前、4~5世紀ごろに相当します。
日本史上、最初の儒学者である王仁博士から学び即位した仁徳天皇は、民の生命と生活を大切にする仁政によって日本を戦乱から平和で豊かな社会に導きました。仁徳天皇の即位のお祝いに王仁博士が詠んだ和歌「難波津に咲くやこの花冬ごもり 今は春べと咲くやこの花」は、競技かるた百人一首大会の序歌として今でも最も有名な和歌の一首として日本全国で親しまれています。その後7世紀、飛鳥時代になると聖徳太子による日本初の憲法「十七条憲法」(604年)の第一条は「一曰、以和爲貴」(第一条に曰く、和を以て貴しと為す)という有名な一節から始まりますが、これは、『論語』の学而篇の一節から影響を受けていることが知られています。さらに応仁の乱から安土桃山時代にかけて続いた戦乱戦国の時代を260年続く天下泰平の世に導いた徳川家康は、朱子学を奨励し武断政治から文治政治に国家体制を改革する基礎教養となる学問として日本全国に普及しました。この頃、陽明学が、武士、庶民を問わず盛んに学ばれ普及すると同時に宋明新儒学(朱子学と陽明学)が日本に伝来する時代背景や日本土着の文化との融合を経て日本儒学といえる独自の哲学思想が創られていきます。その影響は、幕末維新の文明開化から戦後の高度経済成長まで日本社会の礎として地下水脈のように人々の生き方や考え方、また文化や習慣を支える哲学と社会構造となっていることが欧米を中心に多くの学術論文からも証明されています。

2025年の開催予定:5月スタート 

日本儒学講座とは?

この日本儒学講座は、朱子学と陽明学が、盛んに学ばれ、やがて日本独自の哲学として武士、庶民を問わず普及した江戸時代を中心に、今の私たちにも通じる文化、習慣となっていく日本儒学の真髄を、陽明学の学系と関わりの深い人物を中心に代表的な十名の日本人の生涯と哲学から学ぶ講座です。
[日本と儒学]
今から2,500年前の古代中国で誕生した儒学は、孔子の『論語』をはじめ『孟子』『大学』『中庸』の四書、朱子学や陽明学として広く知られ学ばれるだけでなく、日本の文化と日本人の暮らしや生き方、考え方にも長く親しまれ、平和と社会の豊かな発展に大きな影響を与えてきました。
日本と儒学の関わりは古く、『古事記』と『日本書紀』の表記によると、今から約1,600年前、4~5世紀ごろに王仁博士が、日本に漢字(千字文)と『論語』を伝えたと記述されています。日本史上、最初の儒学者である王仁博士から学び即位した仁徳天皇は、民の生命と生活を大切にする仁政によって日本を戦乱から平和で豊かな社会に導きました。仁徳天皇の即位のお祝いに王仁博士が詠んだ和歌「難波津に咲くやこの花冬ごもり 今は春べと咲くやこの花」は、競技かるた百人一首大会の序歌として、今でも最も有名な和歌の一首として日本全国で親しまれています。その後7世紀、飛鳥時代になると聖徳太子による日本初の憲法「十七条憲法」(604年)の第一条は「一曰、以和爲貴」(第一条に曰く、和を以て貴しと為す)という有名な一節から始まりますが、これは、『論語』学而篇の一節から影響を受けていることが知られています。さらに応仁の乱から安土桃山時代にかけて続いた戦乱戦国の時代を終わらせ260年続く天下泰平の世に導いた徳川家康は、朱子学を奨励し武断政治から文治政治に国家体制を改革する基礎教養となる学問として日本全国に普及しました。この頃、陽明学が、武士、庶民を問わず盛んに学ばれ普及すると同時に宋明新儒学(朱子学と陽明学)が日本に伝来する時代背景や日本土着の文化との融合を経て日本儒学といえる独自の哲学思想が創られていきます。その影響は、幕末維新の文明開化から戦後復興の高度経済成長まで日本社会の礎として人々の生き方や考え方、また文化や習慣を支える哲学と社会構造となっていることが欧米を中心に多くの学術論文からも証明されています。


講座の特長・何を学ぶの?

咸生書院の講座では、幕末の塾で行われた侍や志士たちの学び方を現代風に再現したスタイルで
学んでいただきます。江戸時代の日本人の学力と学習方法は、世界的にも優れていたことは、武士、地主といったリーダーたちの人格と判断力に止まらず、当時の庶民の識字率や計算能力の高さ、都市の大きさと治安の良さ、美しい文化や芸術、職人の超絶技巧にも学びの成果が表れ、開国後には世界を驚かせました。更に近年では、この学びが、明治以降の文明開化と戦後の高度経済成長の原動力になっていたことが欧米を中心に海外の研究発表で明らかになっています。
特徴は、学ぶ本人が主人公であること。先生が一方的に教科書から技術を教える100点満点を目指すのではなく、受講生が一人ひとりテーマをもって良心と志を実現していく学び方です。松下村塾の吉田松陰は「学は人たる所以を学ぶなり」(学問とは、人間である本質を学ぶことです)と言いました。学校の勉強が嫌いだった方にも「学ぶことは、楽しい。」を体験して欲しいと思います。

教材・テキスト

教科書は、咸生書院が開発した特製のテキストを使用し、それぞれの人物の人生と現代では絶学とよばれる哲学を世界最高の水準で学ぶことができます。はじめて読むのに、どこか懐かしく思う方もいるかもしれません。深いテーマと対話を通じて学んだことが、自分自身の生活、仕事の中で活かされていきます。

中江藤樹
熊沢蕃山
保科正之
三輪執斎
佐藤一斎
二宮尊徳
山田方谷
吉田松陰
西郷隆盛
渋沢栄一


こんな方におすすめ

・自分の専門能力をより深めて活かす学びがしたい。
・志を立てたい。
・歴史上の人物から学びたい
・哲学を学びたい
・日本人の生き方、考え方の基本になっている哲学を体系的に学びたい
・名前だけ知っている歴史上の人物から学びたい

学び方・プログラム・学習のステップ

1. 素読 先ずは五感でリズムとイメージを感じる

素読は、古典を学ぶ学習方法の1つです。その意味や内容は二の次として、本を手に取って文章を目で読み、声に出して音にする。さらに調子を合わせてリズムを感じることで、頭で考える前に五感でリズムとイメージを感じることから始めます。
そして、咸生書院のオリジナルテキストは、素読を3回繰り返せば意味まで分かってくる!そんな工夫がほどこされています。

2. 現代訳 古典の世界に自ら飛び込み自分の言葉で表現する

素読の次は、いよいよその意味や内容を味わいます。咸生書院では、『伝習録』の言葉を受講者自身が、職場やプライベートなど、暮らしの中でよくある具体的なシーンを再現しながら自由に現代語訳を行います。
ここで大切なことは、陽明学から学ぶ。原文や学術的な正解に近づけることよりも、500年後の今を生きているあなた自身が、身近な場面での「自分や相手の気持ち」や「心の動き」を素直に思いながら訳をつくることで、陽明学を自分自身の学びにしていく行いです。この時間には、相手や権威に寄せた正しさよりも自分自身の世界を自由に開くことを大切にしています。学びの主体者は、学ぶ本人であるあなたです。

3. 解説 「知っているつもり」が、心に落ちる!

素読と現代語訳で学んだ『伝習録』の名所名文のポイントを本格的な学問で解説します。
江戸時代の松下村塾で吉田松陰が、昌平黌では佐藤一斎が伝えていたように、ここでは、場面ごとの忠実な原文解釈や学術的にアドバイスで、解決策や道理、哲学に根ざした考え方、実生活への有効な活かし方に気づくポイントを学びます。

4. 講学 江戸幕末スタイルの「 Heartstorming 」

◎ 咸生書院の学び方は、江戸幕末スタイルの「heartstorming」

江戸時代の日本人の学力は、実は世界を驚かせる最高の水準にあったと言われています。高い識字率と計算能力、女性と子供の活躍に豊かな文化や超絶技巧などに表れていますが、当時の学問は、講師の講義を受動的に聴くだけではなく、自己実現のために学びを活かす能動的な学び方が存在していました。それが講学、会読です。今でいう探求学習。咸生書院では、ブレインストーミングならぬ「ハートストーミング heartstorming」と名付けています。咸生書院の講座では、古くて新しい学びを行います。

咸生書院の講座では、幕末の塾で行われた侍や志士たちの学び方を現代風に再現したスタイルで学んでいただきます。江戸時代の日本人の学力と学習方法は、世界的にも優れていたことは、武士、地主といったリーダーたちの人格と判断力に止まらず、当時の庶民の識字率や計算能力の高さ、都市の大きさと治安の良さ、美しい文化や芸術、職人の超絶技巧にも学びの成果が表れ、開国後には世界を驚かせました。更に近年では、この学びが、明治以降の文明開化と戦後の高度経済成長の原動力になっていたことが欧米を中心に海外の研究発表で明らかになっています。

特徴は、学ぶ本人が主人公であること。先生が一方的に教科書から技術を教える100点満点を目指すのではなく、受講生が一人ひとりテーマをもって良心と志を実現していく学び方です。松下村塾の吉田松陰は「学は人たる所以を学ぶなり」(学問とは、人間である本質を学ぶことです)と言いました。学校の勉強が嫌いだった方にも「学ぶことは、楽しい。」を体験して欲しいと思います。

スケジュール(日程)

2025年度 新規受講生を募集中です。

【日程】毎月 1 回ペース2 クラスで行います。

火曜日クラ 14001700

木曜日クラス 14001700

[2025-2026年] 
[本編] 日本儒学講座 (13時間 全10話) 

           火曜日クラス    木曜日クラス

第1回 哲学を学ぶ  5月13日(火)    15日(木)

第2回 中江藤樹     6月17日(火)    19日(木)

第3回 熊沢蕃山   7月17日(木)    17日(木) 合同開催

第4回 保科正之   9月16日(火)    18日(木)

第5回 三輪執斎  10月14日(火)    16日(木)

第6回  学 談    11月20日(木)    20日(木) 1・2期合同開催

第7回 佐藤一斎  12月 9日(火)    11日(木)

第8回 二宮尊徳   1月13日(火)    15日(木)

第9回 山田方谷   2月10日(火)    12日(木)

第10回 吉田松陰   3月10日(火)    12日(木)

第11回 西郷隆盛   4月14日(木)    16日(木)

第12回 渋沢栄一   5月14日(木)    14日(木) 合同開催 卒業式

費用について

  • 学費 297,000円/ 1名(テキスト代・修了証書発行手数料・税込)

講座の概要(まとめ一覧)

 開催日程

【日程】毎月 1 回ペース2 クラスで行います。

火曜日クラ 14001700

木曜日クラス 14001700

[2025-2026年] 

[本編] 日本儒学講座 (13時間 全10話) 

           火曜日クラス    木曜日クラス

第1回 哲学を学ぶ  5月13日(火)    15日(木)

第2回 中江藤樹     6月17日(火)    19日(木)

第3回 熊沢蕃山   7月17日(木)    17日(木) 合同開催

第4回 保科正之   9月16日(火)    18日(木)

第5回 三輪執斎  10月14日(火)    16日(木)

第6回  学 談    11月20日(木)    20日(木) 1・2期合同開催

第7回 佐藤一斎  12月 9日(火)    11日(木)

第8回 二宮尊徳   1月13日(火)    15日(木)

第9回 山田方谷   2月10日(火)    12日(木)

第10回 吉田松陰   3月10日(火)    12日(木)

第11回 西郷隆盛   4月14日(木)    16日(木)

第12回 渋沢栄一   5月14日(木)    14日(木) 合同開催 卒業式

開催形式

会場:大阪ベイタワーオフィス5   大阪府大阪市港区弁天 1 丁目 2-1

◎ 弁天町駅JR 大阪環状線 / 地下鉄 中央線徒歩 2 

※ 会場は受講人数など都合により変更になる場合がございます。 


補講:① 会場からオンライン中継Zoomを行います。


   ② 欠席の場合、講義のアーカイブ配信を行います。


   ③  特別補講を行っています。

修 了

修了証書を発行いたします。 

本講座全12回を受講していただいます。

定 員 1クラス20名程度  ※聴講生、ファシリテーターは除く
費 用 学費 297,000円( 全12回・テキスト代・修了証書発行手数料・税込 )
ご参加

申込フォーム もしくは Eメールからお申込みください。
・申込フォーム:https://forms.gle/nkkBHdEjeWVwoJ9V6

・Eメール送信:咸生書院 siseituuten20160208@gmail.com